そのモノクルがスモールパッケージという世界のベスト都市ランキングを昨年発表した。
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世界に広がる特派員のネットワークを駆使して、世界のベストスモールシティのリストを作成。これからの10年を忙しい都会を離れてダウンサイジング。仕事、社会生活、家族、交通の便のよい空港など都会から離れても居心地のよい場所で手に入れることは可能だと信じている。それが2020年代は「小さな都市の10年」になる。
小さな都市での生活は、スペースや快適さだけではない。社会的にコミュニティ意識の高い場所では、生活が新鮮に感じられる。大都市は人々の距離を縮めるけど、それは実用的な意味であり孤立や孤独など避けられない副産物もある。
都会に住む人々は健康志向が強く、小さな都市での生活は精神的にも肉体的にも健康に役立つ。アウトドア生活が密接で、公害や交通量が減って、息抜きができるようになり、現代生活の喧騒から解放され、健康的な生活を送ることがでる。
モノクルが選んだ小さな都市は、テクノロジーによって仕事の仕方や場所が自由になる。都市の規模を小さくすることで、生活の質が向上することに驚くだろう。
人口20万人程度の都市は、社会的・文化的な多様性と趣向性の最適なバランスを提供する上で、ある種のスイートスポットと言える。モノクルの小さな都市のリストは、20万人より小さいところもあれば、少し大きいところもある。
(モノクルのサイトより抜粋和訳)
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つまり、この20万人規模のベスト都市の世界ランキングは2020年代を通して期待される都市ということ。そこに何と日本の自治体では唯一、さらに何と世界5位にランクインしたのが茅ヶ崎市なのだ。なぜこの事実が話題にならないのかが不思議でならないので、このことを教えてくれたフラワーの平尾くん、モノクルで記事を書いているオードリーさんとCheeegaで対談した。このランキングが発表されて1年近く経つがブログにもこうして記すことにした。
何よりコロナによって働き方も変化しコロナ以前の働き方に戻ることはないと思う。そうなると、モノクルが選んだ都会から程よい距離にあるこの20万人規模の小さな都市の価値はますます高まると思う。僕も「茅ヶ崎ワーケーション」と名付けて、今の働き方を楽しもうとしている。そういう意味でも2020年代は「小さな都市の10年」になるということなんだろうという実感がある。
こちらがそのランキングで、茅ヶ崎の選定理由も和訳して記す。
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1、ローザンヌ(スイス
2、ボルダー(アメリカ
3、ベルゲン(ノルウェー
4、ホバード(オーストラリア
5、茅ヶ崎(日本
山と海に囲まれた茅ヶ崎は、東京から電車で南に1時間の距離にあり、まるで田舎の隠れ家のような場所。サイクリング・インフラが整備されているので、移動には自転車が最適で、近くのビーチ・コミュニティを訪れるのにも適している。茅ヶ崎の中心部だけでなく、街全体に美味しいレストランが点在しているので、国際色豊かな料理が楽しめる。温暖な気候と治安の良さで、東京にはない静かな街。 茅ヶ崎はサーフィンで有名。湘南海岸は日本の近代的なサーフィン文化の発祥の地。若いファミリー層におすすめ。茅ヶ崎市では、働く母親のための制度が導入されており治安も非常に良い。リーズナブルな価格のオフィスやコワーキングスペースが不足。コワーキングスペース「チガラボ」は良い試みだがさらに期待する。
6、ボルツァーノ(イタリア
7、ボルドー(フランス
8、インスブルック(オーストリア
9、ポルト(ポルトガル
10、アーヘン(ドイツ
11、レイキャビク(アイスランド
12、サバンナ(アメリカ
13、ポツダム(ドイツ
14、バーゼル(スイス
15、チェンマイ(タイ
16、ビクトリア(カナダ
17、サン・セバスティアン(スペイン
18、アイントホーフェン(オランダ
19、バース(イギリス
20、オールボー(デンマーク
選外佳作
21、ヴィースバーデン(ドイツ
22、トリエステ(イタリア
23、ハーレム(オランダ
24、アナポリス(アメリカ
25、ザルツブルグ(オーストリア
(モノクルのサイトより抜粋和訳)
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茅ヶ崎駅から海への一本道「雄三通り」の眺め