2013年12月28日

2013年を振り返る

まずは、とてもプライベートですがメモリアルなのは、別れて暮らす長女、次女とのそれぞれのデート。Facebookでたくさんの「いいね!」をいただきとっても良い記憶として刻まれました。

そして、業務を整え夏休みを取得したその初日に、父がタイミングを合わせるかのように逝去。会社にそんなに迷惑をかけずに通夜葬儀を滞りなく実施。慌ただしくあっと言う間の一週間でしたが、終わってみればこれほど心にポッカリと穴が空くのかと思うほどの空虚を知りました。残された母を大切に生きていきたいと改めて思います。

12月には弟が結婚式を挙げました。日本のテニス界の発展に寄与している弟らしい素晴らしい式に感動し、家族の有り難さをしみじみと感じ、家族の中の僕、そして家族の絆というものを深く考える一日となりました。

さて、会社内の業務以外の講師や委員などいわゆる「対外的」な肩書きとなるようなものや、講演活動などを羅列し振り返ってみます。

国連生物多様性の10年日本委員会運営部会メンバー
グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク広報委員長
生物多様性民間参画パートナーシップ・アドバイザリーボード
港区生物多様性地域戦略推進委員
REDD+運営委員
生物多様性ちば企業フォーラムアドバイザー
つなぐ人フォーラム実行委員
生物多様性と子どもの森キャンペーン実行委員長
農林水産分野の生物多様性保全支援スキーム検討委員
FSCジャパン・コミュニケーションアドバイザー
ESDテーマ会議ファシリテーター
ESD分科会メンバー
藤沢市温暖化対策地域協議会副会長
東北大学非常勤講師
専修大学ソーシャルビジネスアカデミー講師
首都大学東京キャリアセミナー講師
林業塾講師
TEDxTohokuスピーカー

年々、有り難い事に依頼は増えるだけでなく、難易度も高くなる状況で、よくやっているなあと我ながらつくづくと思います。これでは私生活がサステナブルではなくなって当然で本末転倒な人生。少しずつ建て直しを踏ん張ってみます。

特筆すべき事では、一般社団法人CEPAジャパンの代表として、「生物多様性アクション大賞」を理事の皆さんと企画立案し、会社のネットワークを一切使わずに、セブン・イレブン記念財団、前田建設工業、キリン、セキスイハイム、経団連自然保護協議会から協賛していただき、無事に実現しました。応募総数も120を越えて、初年度としては大成功だったと思います。

そして、CEPAジャパンとして2011年4月からサポートしてきた「うみたんグリーン復興プロジェクト」の中で、悲願であった企業プラットフォームを、復興庁「新しい東北」先導モデル事業に会社の業務として提案し採択され、「東北グリーン復興事業者パートナーシップ」として、10月のアジア国立公園会議のサイドイベントでキックオフ!

何よりメモリアルだったのが山形の東北芸術工科大学で開催されたTEDxTohokuのスピーカーになった事です。これまでの自分の活動を18分程度のスタンディングプレゼンで整理をしてみようという考えのもと、スピーカー担当の藤原くんと4回のSkype会議で詰めて完成されたスピーチ。そしてリハーサルで投影画面のデザインの悪さを指摘されてすべて修正して本番に臨めた事が良かった。あまりに緊張感の高い会場に向かって言葉を射し込んでいくため、腹の底から丁寧にしゃべったために、リハでは15分程度で収めた内容が20分かかってしまいました。そして編集スタッフが本当に魂をこめた作業をしてくれて、自分の葬式に何度リピートしても良いようなアーカイブ映像が仕上がりました。今の僕の考え方、精一杯の表現が、ここに凝縮されています。タイトルは「伝承と情緒のデザイン」で、こちらかご覧いただけます。

「伝承と情緒のデザイン」で人をつなぎ、想いをつなぎ、世代をつなぐ。伝承の国である日本、その日本に育まれたからこそ大切な役割がある。

さて、来年です。

自分のウェブサイトを立ち上げようと思っています。最も僕が取り組みたい事。それは写真家活動です。日本写真家協会の会員として、自分のアイデンティティをフル活用した写真家活動。先日、ウェブサイト構築に向けた打合せを行ったのですが、何のためにサイトを創るのか?このサイトを見た人に具体的に何が提供出来るのか?まさに自分自身のブランディングなんだと思いました。簡単に言えば、「幾らで、僕の何を、買ってもらいたいと思って、どんなページを創るのか?」

写真家としてのスキルを活かしたいのです。それが地域づくりのお手伝いになればウレシいのです。惹き付けられた地域を自分が見抜いたテーマで、四季を通して暮らしと風景を撮り続けたい。それと、これまでに平塚市美術館やNPO湘南スタイルと開催した僕の写真ワークショップを、もっとパッケージ化して活用してもらいたい。僕がアドバイザーを務めているNPO法人湘南スタイルを事務局として実施できないかと考えています。一般社団法人CEPAジャパンのコンテンツとして提供し、湘南スタイルに委託するカタチです。僕は日本写真家協会の会員として名刺を出せたらなと思います。

そんな想いでウェブサイトを構築できないかなと思っています。

そして個展を考えたい。2009年に新宿・大阪ニコンサロンで開催した「松韻〜劉生の頃〜」の第2弾をまとめたい。この黒松のある風景に想いを馳せるシリーズは、僕のアイデンティティの表出であって欲しいと考えています。これを綿々と続けたい。この延長線上に、東北の海岸林への想いがあります。東北の海岸地帯に住んでいた方々も毎日眺めて聞いていたであろう松韻。これは日本の原風景であり、日本各地に点在する白砂青松は、人工の風景美。先人達の知恵と技術と労働によって育まれた風景。自分の少年時代の原風景と記憶の音は、この風景である事を、1995年に芦屋の実家で被災した、阪神淡路大震災の時に気がつきました。人工物は壊滅しましたが、自然は踏ん張り、疲れた心に癒しとエネルギーを与えてくれました。僕にはそれが黒松でした。それともうひとつ、ソメイヨシノでした。それを2005年に出版した写真集「一年後の桜」のなかにとどめています。

さて、そのような想い、自分の原点回帰、そんな世界をウェブサイトに込めたい。これを常に胸に抱きながら2014年を駆け抜けたい。そんな気持ちを、実家のある芦屋に向かっている新幹線の中でしたためています。

この写真は、その新幹線の中で撮りました。今年は髪の後退を日々気にしていましたので、15年ほど通ったカット屋さんも変えて、今日の午後に思い切ってカット!来年への気合いとしてみました。

今年一年、多くの皆さまの支えで走り続けて来れました。ありがとうございました。来年も益々よろしくお願い致します!


川廷昌弘.jpg


posted by 川廷昌弘 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | エコロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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