詳しくは国連から出された資料をリンクしますので確認ください。
Secretary-General SG/A/1320 BIO/4350 ENV/DEV/1256
1953年生まれで、ブラジル国内では環境省を始めマルチプログラムを統括する立場にあり、ブラジル政府代表団として生物多様性条約の交渉や実施そのものに関わり、地球環境ファシリティや国連の科学技術諮問パネルのメンバーも歴任し、国際レベルでの生物多様性政策、プログラム及びプロジェクトの実施運営を行うための豊富な経験がある方のようです。(エジンバラ大学で動物学の哲学博士を取得、ブラジリア大学で生物科学理学士を取得されているようです。)
これまで勤めて来られたジョグラフさんと日本のNGOは頻繁に対話を重ね、「国連生物多様性の10年」をはじめ様々な成果を挙げてきました。それだけにジョグラフさんの再任を多くの方々が望まれていたと思います。
例えば直近の例で言うと、6月のリオ+20に向けて、生物多様性の主流化を目指した提言をするために設立した「リオ+20と生物多様性実行委員会」のキーアクションにもなった「石川宣言」は、10月に来日したジョグラフさんに日本のNGOとして今後どのようなアクションをしたら良いかと相談した際、アイデアを提供してもらったものを実現したのでした。
僕個人的にも3年間に渡り何度もお会いする機会をいただき、COP10ではCEPA決議に対してNGO提言をスピーチし、各国のコンセプトに基づいたフォーカルポイントの設置などの提案をしましたが、その成果として日本国内におけるCEPA活動のフォーカルポイント設置というカタチを作る事ができたのは、多くの仲間に支えられたのが最も大きな事ですが、ジョグラフさんと直接会話をしてきたという自信も大きかったと思います。
12月のエコプロダクツ展で一緒にステージでジョグラフさんとお話した際に、被災地の森林支援プログラムであるどんぐりプロジェクト(ProjectD)を絶賛していただき、日本のグリーンウェイブの活動コンセプト「木のある暮らしを再認識する」を共有、ステージ後のビデオインタビューでは、今年5月22日の生物多様性の日に全世界で実施されるグリーンウェイブのイベントは日本で参加したいとまで言ってくださっていました。
一般社団法人CEPAジャパンが環境省の方々と協議をしながら様々な施策を検討できているのもそう言った活動の賜物だと思います。昨年12月に生物多様性条約事務局との覚書を交わし、国内活動の充実と国際交流への発展をまさに始める段階に来ています。正式に何とお呼びしていいのか判りませんが、仮にディアス事務局長と今日は呼ばせていただきますが、ディアス事務局長さんと、これまでの流れを共有させていただき、今後の活動をサポートしていただけるようお願いしていきたいと思います。
Braulio Ferreira de Souza Dias新生物多様性条約事務局長