差出人は写真評論家の飯沢耕太郎さん。珍しいこともあるものだと思って開封するとこのタイトル。あれ、もしかして、と思って慌ててページをめくったら、やはり!
阪神淡路大震災から10年後の2005年に出版した僕の写真集「一年後の桜」がしっかり紹介されていました。この写真集は震災前の1991年から2005年までの15年間、生まれ故郷の芦屋を撮り続けたものです。飯沢さんの内容を紹介する文章はこのように締めてもらっていました。「時の経過と写真家を取り巻く状況の変化が、写真にしっかりと写り込んでいる。」僕には最高の褒め言葉です。感謝です。
さらに、「時を隔てた複数回の撮影によって震災のアフターマスを粘り強くフォローしていこうとする視点、、、そのことは、東日本大震災においても充分に有効性をもっている、、、」とも。
被災者として2つの大震災を比較できるはずもありませんが、このように取り上げてもらい誰かの表現のヒントになるのであれば、震災直後に同じ被災者だったにも関わらず、頭をドツカレながら撮影した日々が報われます。本当に嬉しいです。
人生は面白いですね。突然サラリとこんなハプニングを提供してくれて。
アフターマス 震災後の写真
紹介してもらった僕の写真集「一年後の桜」
「一年後の桜」は先日の個展で拝見しました。
今度、川廷さんにお会いするときに、サイン入り本を購入できることを、今から楽しみにしています♪ (^^)