2015年05月31日

東北の海岸林を撮る 3

5月30日(土)
この週末は、小泉海岸と陸前高田。爽やかな青空のもと、お気に入りのジャパンレッドに乗って、撮影機材だけを担いで向かいます。

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一関駅からレンタカーで一気に気仙沼市内。真夏のような雲が泳ぐ空の元、気仙沼の尾崎神社を起点に南下、と言っても心に引っかかる風景だらけで遅々として進まず。岩井崎、階上、御伊勢浜。

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すると夕方から急に海から薄く雲が広がってきたなと思ったら、あっという間のヤマセ。一気に濃い霧に包まれ幻想的な景観でさらに印象的な風景、特に明神崎で出会うことができ、半日とは思えない多彩な撮影をして日没後に小泉海岸に至る。

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シーサイドパレスの撤去のための土木工事が始まっていた。夜ご飯は小泉の阿部正人さんと小野寺久一さんとご一緒させてもらい、地域で生きていくエネルギーの凄まじさに感銘を受ける時間となった。陸前高田の港湾施設の駐車場で車中泊。

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5月31日(日)

高田松原を守る会の皆さんを訪ねた。

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以前、東北大学のグリーン復興会議で鈴木会長にはお会いしていたがそれっきりだった。鈴木会長、小山副会長にいろいろお話を聞かせてもらって有り難い一日。同世代の渡辺さんにご丁寧に対応いただき感謝。

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主に高田松原で拾っておいた松ぼっくりや、津波の後で拾った松ぼっくりなどから育苗。さらに松原再生に向けて造成地の状態を想定して試験的に育苗。全国各地からのボランティアの皆さんの支援で着実に作業を進め知識を蓄積される姿は、50年後に再び松原が戻る日に向けた地拵えそのもの。この粘り強い郷土愛に心を打たれまくった今日だった。

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昼食のとき、まさに津波に襲われているときのこと、なまなましいことを自然とお話されていたが、皆さん、今になってようやくこのように話せるようになったと声を揃えていたのが印象的だった。

午後は、鈴木会長のポートレイトと、鈴木さん、小山さんの作業を撮影。

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長洞の漁港の脇にある松の木立に引き寄せられ撮影。日没は一本松を周囲の工事現場から撮影。地域で生きるチカラをしみじみ感じる2日間に感謝!

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2015年05月05日

東北の海岸線を撮る 2

4月29日(水)
あてのない撮影の旅に出ました。今夜はここにいます。新緑の風景から積雪の風景へ。

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(乳頭温泉)


4月30日(木)
下北半島です。菜の花と風力発電。総ヒバ造りの温泉!今日はここに投宿します。周辺には東北森林管理局の青森ヒバ施業実験林があります。

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(薬研温泉)

5月1日(金)
今日の午前、寒立馬と尻屋崎灯台。出会い頭で、良いタイミングでした。猿が森ヒバ埋没林に立ち寄り、下北半島の太平洋側を一気に南下。ヒバの施業林が延々と続きます。

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三沢市。津波被害はこの町からのようで、真っ白な防潮堤が視界に入ったので、明日はここから撮影開始と決め町の人ご用達の古牧元湯でしっかり温まり、今夜から車中泊です。

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(古牧元湯)

5月2日(土)
大好きな旅の途中です。三沢市からは津波被害の海岸林を撮影目的に絞って南下。八戸市の大須賀海岸でも被害の痕跡をみましたが、幼松が自然に生えてきていました。海岸沿いをキョロキョロしながらの走行で、なかなか距離を稼げないノンビリ旅。4泊目は久慈市の山中にあるべっぴんの湯で体を温めてから港湾地区の公園で車中泊。天然温泉の熱めの良い湯!夜中に警察の職務質問。懐中電灯で車内を照らされ安眠妨害なり。

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(べっぴんの湯)

5月3日(日)
目覚めると南の小袖方面にヤマセが覆い被さっています。野田村に入り数本の立ち枯れた松が残る十府ヶ浦が強烈に印象深く、普代村では大きな水門に佇みました。近くの山から鋭い猛禽類の鳴き声が響きます。漁港では巨大な防潮堤に圧倒されつつ、黒崎の燈台とアンモ浦展望台に立ち寄り北山崎に至りました。お昼はここにしました。ここでもヤマセがフォトジェニックな景観をさらに演出していました。

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夕刻に田老です。真新しい港湾施設が復興のチカラを感じ、町中は破壊された防潮堤が目を引きます。僕も含めて多くの人々が観光見学に立ち寄って行きます。
今夜は宮古市内の旭湯。源泉ではなく、北海道の炭酸カルシウム温泉を使った懐かしの銭湯でした。今日も寄り道だらけで100kmほどしか前進できませんでした。車中泊も3泊目。旅に出て5泊目です。何だかとても自由で、自分の社会的ポジションを忘れてしまいそうな今夜です。

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(旭湯)

5月4日(月)
5時起床で浄土ヶ浜。今日は駆け足ペースとなり陸中山田、大槌、根浜海岸、釜石を経てお昼に大船渡。四季旬菜中村の浜っこ丼は新鮮で美味しかった。午後は陸前高田、奇跡の一本松。溢れる観光客の1人として来ました。周辺のベルトコンベアと広大なカサ上げ工事。7万本の松原が蘇る事を願います。気仙沼市内を通り抜け、今回の旅の最後の撮影ポイントになったのは、気仙沼は階上の海でした。

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下北半島まで北上して、最北端の尻屋崎から約400kmを4日もかけた寄り道だらけの旅。三沢市からは津波被害の海岸林を訪ねる旅。これからも大好きな海岸林を撮り続けたいと、気持ちを新たにする旅でもありました。


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